ごくフツーの人が、憧れのニューヨークで働くには?

【アメリカ】生活編

【ニューヨークで働く】というのは、海外に興味ある方なら、誰でもちょっとは憧れがあるんではないでしょうか?

映画やテレビで一度は目にしたことのある自由の女神やウォール街、タイムズスクエアに囲まれながら生活し、ニューヨークの街を闊歩してみたい!と思うのは海外志向が高い方なら当然です。

《でも現実問題、ニューヨークで働く人なんて、一部のめちゃ優秀な人だけでしょ?凡人の私にはゼッタイ無理!》

と思っているそこのアナタ!

違います。凡人でも多いにチャンスはあります。

実際、凡人以下の僕でもなんとかなりました。

というのも、確かに、いきなりH1ビザ(就労ビザ)を取得するのは、よほどの専門知識がある人や優秀な人でなければ困難ですが、別のビザを介して遠回りすれば、H1ビザにたどり着ける可能性が高くなります。

その方法を今回、説明していきます。

H1ビザでなく、J1ビザを狙う

そのビザとは、J1ビザ (インターンシップビザ)です。

このビザは、アメリカの各企業で有給のインターンシップが最長18ケ月まで認められるビザで、多くの日系企業が進出しているニューヨークももちろん対象です。

そして、このJ1ビザは、H1ビザよりもだいぶ難易度が低くなります。

さっそく応募条件を見てみましょう

J1ビザの応募条件

【学歴 & 職歴】

大卒→2年以上の職歴(大学時の専攻によっては1年でOK)

高校・専門・短大卒→5年以上の職歴

【年齢】

35歳くらいまで

どうでしょうか?

思ったより簡単ではないでしょうか?

これに加え、各企業が設定する英語力の基準に達していれば、応募できます。

もちろん、めちゃくちゃ簡単というワケではありません。前述のとおり、ある程度の英語力が求められる場合もあるからです。(TOEIC600-800など)

しかし、凡人でも少し頑張ればクリアできそうな条件ですし、あの地獄のH1ビザに比べたら全然ラクです。

そして、なにより、このJ1ビザで1年半働き、その企業に認められれば、H1に切り替えてくれる企業はたくさんあります。

(現に自分が働いていたニューヨークの航空会社で、インターン後にH1ビザに切り替えた人は何人もいました。実は僕もH1へ切り替えを勧められたのですが、その後、ちょっと問題を起こしたためクビになりました。この話は別記事で書きます)

なので、いきなりH1を目指すのではなく、【J1を挟んで遠回りしてH1に切り替える】というのが実は1番の近道のように思います。

※あ、めちゃくちゃ優秀な方は、直接H1取ってください‼️

J1のデメリット

ただし、このJ1ビザ、金銭面では結構なデメリットがあります。

まず第一に、このJ1ビザはほとんどの場合、エージェントを通して取得するのですが、その費用が全部で70万〜100万円ほどかかります。

(エージェントを通さずに、必要書類の準備、申請手続き、大使館面接の予約・実施など全て自分でやる場合、公的料金のみで7万円くらいで済むらしいですが、現実的にはほぼ不可能らしく、ほぼ全ての人がエージェントを通します)

次に、第二として、有給インターンは基本的には薄給で、月に1,500ドル(約21万円)くらいが相場です。

1500ドルなんていったら、みなさんが想像するようなニューヨークのキラキラした部屋の場合、家賃にもなりません。

なので、ニューヨークのインターン生は、シェアハウスの一室に住み、それでも生活がカツカツ、というか収支がマイナスになってしまうため、日本からの貯蓄を切り崩している人もたくさんいます。

※僕は当時ニューヨークの中で最も家賃の安いクイーンズ区のひと部屋(地下で窓なし、バス•トイレ共有で、1ケ月400ドル)というトンデモ激安物件を借りていたので、収支はマイナスにはなりませんでした。

正直、そんな地下部屋でも全然、快適でした。

これ↓

あと、自分の場合、勤務先のフライトが週3で勤務日が少なく、給料も少なかったため、残りの日は日本食レストランでバイトしてました。(レストランの賄いで食費もかなり浮いたことも収支がマイナスにならなかった一因です)

まあ、インターンでバイトというのは、ルール的にはちょっとアレなんですが、アメリカは移民の国で、そこはかなりルーズです。ちゃんと働いて税金を納めている限り、その辺は良くいえば鷹揚だったように思います。

(利益は利益と割り切るアメリカらしいですが)

まあ、部屋にしても、食事にしても、職にしても、意志さえ固ければ、なんとかなります。

まとめ

ということで、今回ごくフツーの人がニューヨークで働くためには、インターンビザを介することが得策という話をしましたが、デメリットとしては金銭面でイタイということがわかっていただけたと思います。

でも、何やかんやいって、たかが1年半のことです。その1年半の貧乏生活を乗り切って、インターン先に認められれば、H1ビザへの切り替えの扉が開く可能性があるのです。価値のある苦労です。

逆に、凡人だけど、あまりそういう貧乏生活とか苦労はちょっとなー、、という方はやめておいた方がいいかもしれません。途中で飲み込まれてしまうと思うので。なんか、そういう街です、あの街は。

ということで、もしこれからニューヨークで働いてみたいという方は、ぜひJ1ビザも選択肢の中に加えていただければ是れ幸い、ということで今回は以上です。

それではまた!

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