最近、オーストラリアにワーホリに行っても、
《仕事が見つかるまで半年以上もかかった》
《仕事を見つけられずに生活に困窮し、無料の炊き出しに参加した》
《お金が底をつきて日本へ帰国した》
というようなニュースをよく耳にしますよね。
それだけフルタイムの仕事については、労働者が飽和状態になっており、特にシドニーやメルボルンなどの人気都市の場合、仕事を見つけるのに相当な時間と労力を要します。
しかし、そうであれば、フルタイムの仕事が見つかるまでの間は、就活と同時並行しながらできる日雇いバイトを選択肢に入れて、急場を凌いでももいいんでない?というのが今回のお話です。
仕事が見つからなくても、それまで日雇いバイトで食いつなげればいいんです。なんせオーストラリアは世界一時給が高い国(時給24ドル)なんですから。
僕も(ワーホリではないですが)オーストラリアにいた時は、長期のバイトが見つかるまでは、日雇いのワイナリーのバイトをしたことがあります。
今回はそれらの経験談を踏まえ、オーストラリアの日雇いバイトについて書いていきたいと思います。
どんな単発バイトがあるの?
日本ほど豊富な種類はないにせよオーストラリアの日雇いバイトもいろいろな種類があります。
以下が単発バイトの例です。
オーストラリアの単発バイト例
🔑 ベビーシッター
🔑 ペンキ塗り
🔑 ワイナリーの葡萄摘み
🔑 イベントスタッフ
🔑 家や庭のクリーニング
🔑 ホームパーティのウェイター
いかにも、オーストラリアらしい単発バイトがたくさんありますね。
ご覧の通り、体を動かす系が多いです。ワーホリでオーストラリアに行くのは20代の若い方々が多いはずですから、問題ないでしょう。(羨ましい。。)
時給は?
先ほども少し触れましたが、オーストラリアの最低時給は、24.10AUD(2,410円)で日本の2.4倍もあるため、半日働いて日本円1万円くらいは簡単に稼げます。
就業先によっては、土日は休日手当がついて、時給30ドルくらいになるところもザラにあります。
あと、時給も高いが、そのぶん物価も高いからトントンというような主張をする人がいますが、ハッキリ言って間違ってます。ありえない。
生活費(というか主に食費と住居費)なんて抑えようと思えばいくらでも抑えられます。
特に食費なんて、自分で米買って質素に自炊すれば1日10〜15ドルでいけますし、住居費だって相場より安いところはいくらでもあります。
なので、物価が高くて高い給料のほうが、物価が安くて安い給料より確実に良いと思います。
(経済学とかは詳しくないので、上記の結論はあくまで体感ですが、オーストラリア、アメリカ、中国、マレーシアで計15年住んだ上での体感なので、当たらずとも遠からずだと思います)
探し方は?
探し方としては、英語力に問題ない方なら《Gum Tree》などの地元サイトで探すのが鉄板です。
【① Gum Tree】
日本語で検索したい方は《JAMS.TV》や《日豪プレス》などのサイトで見つけることができます。
【② JAMS.TV】
【③ 日豪プレス】
これらのサイトは、日雇いバイトも掲載しているため、こまめにチェックしておけば、食費くらいのバイト代を日雇いで稼ぐことはそんなに困難なことではありません。
イスラム教徒とワイナリーの日雇いバイトへ行った話
最後に、自分がオーストラリア(アデレード)に住んでいた時にした日雇いのバイトのお話です。
僕が選んだ単発バイトは、ワイナリー(ワイン畑)での葡萄摘みのお仕事でした。
結構前の話なので、どこのワイナリーだったかとか、仕事を得た媒体の名前などは忘れてしまいましたが、半日働いて75ドルでした。
ただ、そんな薄い記憶の中でも、強烈に覚えていることとしては、
ワイナリーには車で向かい、そのドライバーはアフガニスタンからの亡命者(Hくん)だったこと
Hくんはイスラム教のスンニ派(穏健派。過激派はシーア派)で、「早くアフガニスタンに平和が訪れてほしい」としきりに言っていたこと
長時間のワイン摘みで、腰が疲れたこと
帰りの車で、みんな(初対面の4人)で何かの話題について議論していたとき、Hくんの主張と同乗者の中国系の女性の主張が合わなかったのだが、その際Hくんが突然「女が男の意見に反論するとは何事だ!」と怒りだし、ドン引きしたこと(中東系の男性にはよくあるが)
これらが今も強烈に脳裏に焼きついています。
(すいません、かなり話が脱線しました笑)
ということで、今回はオーストラリアの日雇いバイトのお話でした。
今オーストラリアにいる方やこれからワーホリとかで来る方、仕事が簡単に見つからなくても諦めないでください。
日雇いバイトも含め、生き延びる方法はいくらでもあります。無責任に聞こえるかもしれませんが、なんとかなります。そんなもんです、人生なんて。
それでは、また次回!